事例紹介

子供を笑顔にするプロジェクト~バーチャル修学旅行:沖縄編

  • 今回のご相談

    東京都の推進する「子供を笑顔にするプロジェクト」で、リアルに体験することが難しい「沖縄」の地をバーチャル上で生徒たちに体験させたい。

  • 頂いた条件

    ・60分の尺
    ・バーチャル体験で生徒たちの知的好奇心をくすぐる構成
    ・楽しかった、面白かったという仕掛け
    ・沖縄であったりリアルに対する興味・関心を高める仕掛け

  • 取り組んだTEAM

    ・子供を笑顔にするプロジェクト事務局
    ・株式会社JTBのご担当

  • 担った役割(工程)

    ・葛飾特別支援学校のご担当である渡辺先生、丹治先生のご希望をヒアリング
    ・バーチャル映像の体験と体験方法・手順の確認
    ・オリジナル構成の決定と台本化、スライドの準備
    ・各教室の設営
    ・本番
    ・終了後、先生方インタビュー

2022年12月8日、東京都立葛飾特別支援学校にてバーチャル修学旅行360~沖縄編を実施してきました。

これは、東京都の推進する「子供を笑顔にしようプロジェクト」の一貫で、コロナ禍の影響でなかなかリアルに体験できない観光地をパーチャル上で体験してもらいたい!という学校側の要望で実現をしました。

 

ご担当を頂いた渡辺先生、丹治先生の多大なるご協力もあり、当日のイベントは大成功でした。

体験をした子供たちの満面の笑みや「すごい!すげぇ!」驚きの声、クイズに正解した時のガッツポーズ、こちらが狙いとした3つのゴール、

①バーチャル体験で生徒たちの知的好奇心をくすぐること

②楽しかった、面白かったという体験

③沖縄であったりリアルに対する興味・関心を高めること

を達成することができたと思います。

 

2D映像で学び、クイズ形式に参加をしてもらい3D映像で実際に体験をし、質問・感想を返してもらうというオリジナルのサイクルは先生方にもご好評を得ることができました。

渡辺先生からは有難くも以下のコメントを頂きました。

「この度は、子供を笑顔にするプロジェクト「VR修学旅行」にお力をいただき大変ありがとうございました。

西條様のおっしゃる通り「目をらんらんとさせて」参加していましたし、VRを覗き込みながら思わず動いたり、歓声を上げたりする生徒の姿を見て、VR修学旅行の大成功を実感しました。

そして、何よりも、西條様のパーソナリティが、間違いなく葛飾の生徒たちの好奇心をくすぐってくださったと思います。

トークと2DとVRのバランスにより、VRの効果が絶妙に現れると思いました。

また、知的しょう害のある生徒のVRの可能性について対話させていただいたことにより、私たちが通常行っている『視覚支援』がVRになればさらに学習効果が高まることを再認識いたしました。

この場をお借りして西條様の益々の御活躍をお祈りするとともに、私たち特別支援に携わる教員が今後も生徒のために教材研究に精進していくことを決意し、御礼に代えさせていただきます。」

 

イベント終了後には、北海道大学でVRテクノロジーと旅行(観光)を専門に研究をされている北海道大学の岡崎様より渡辺先生・丹治先生にインタビューをさせて頂きました。

視覚からの教育・学習支援に対する可能性を大いに感じ、微力ながら、子どもたちの未来につながる取り組みを推進することを決意しました。