事例紹介

デジ探360×飛鳥未来高校横浜キャンパス~特別授業での活用例【高校生】

  • 授業概要

    リアル世界で活躍する自分、ここを自分事として捉えてわくわく・どきどきのきっかけをつくることゴールに、動画を交えながら最新テクノロジーに触れ、自分たちの未来を想像!
    3D空間に隠れた先生を探しながら、歯科医院とベンチャー企業の3D空間で探索の練習。
    また、デジ探360ベンチャー(株式会社SUN Reality)の3D空間を使い、「社長への提言」を考えてみたり、空間の中で探究学習を実践!個人ワークにてワークシートに調査分析結果を記入し、同じ「なぜタグ」を選んだ人とグループディスカッション。最後はグループで代表者1名が発表し、探究サイクルを一巡!

  • 【デジ探360】の活用方法

    1.歯科医院にまつわるクイズで興味関心をUP(1コマ目)
    2.歯科医院・ベンチャー企業の空間を全員で探索(1コマ目)
    3.探究空間(3D)の中で得た情報から、自分なりの調査・考察をする(1コマ目+宿題)
    4.同じ探究タグを選んだ生徒でグループを作り、調査した内容についてディスカッションをする(2コマ目)
    5.グループ代表者が発表し、未来への提言をする(2コマ目)

  • 受講生徒

    高校2年生 28名

  • 担当教諭

    武田先生

【所感】
実際に起業してみたいと思う生徒さんの意見を聞くことができました。
「働く」ということに対して前向きで主体的な考えを持っていて、起業にかかる費用のことまで視野にいれ、
自分のアイディアを形にしてみたいという意思を感じることができました。

また【事業が成功する秘訣は?】というなぜタグでは、「SNS活用」が挙がりました。
この視点は学生にとってより身近なことであると同時に、これからの商品開発には欠かせないツールとなってきています。ワークシートにも記載いただきましたが、インターネット上だけではなく「現場に足を運んで生の声を聞く」ということもとても重要ですね。

【テクノロジーと人間の共存】一般的には、「AIに感情がないために、感情が必要な仕事は人間がやる」という考え方が多いですが、発表してくれた生徒さんは、逆の発想で、「感情が必要な仕事ほど、AIがやることに意義があるのでは」と発表してくれました。
発想の転換ができる=ベンチャー向き!と西條よりコメントいたしました。

【なぜ日本では起業する人が少なく、アメリカは多いのか?】28名中、最も多い10名がこの「なぜタグ」を選択してくださいました。ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家について調査してくれた生徒さん、日本人とアメリカ人の性格や考え方の違いを比較してくれた生徒さん、まさに、様々な角度から問いを考えてディスカッションしてくれました。「僕の未来がすごく見えた気がする」といううれしいコメントも…!

 

 

【先生インタビュー抜粋】
■教員が思っている以上に、生徒がもっと自分で何かしたい・しなければいけないと考えているのだなと感じ取れた。
■教員もまだまだ探究が必要。これから教員として何ができるか、生徒が何を欲しているかを感じ取って総合の時間を組み立てていきたい。
■進路が決まっていない生徒に対して空間を見せて進路指導ができそうな気がした。